家庭用蓄電池を導入しようと思ったとき、意外と難しいのが「どの業者に依頼するか」です。
蓄電池そのものについては、メーカーや容量を調べればある程度比較できます。
ところが、実際に購入するときには、
「この業者に頼んで大丈夫なのか?」
「見積もりの金額は高くないのか?」
「工事はきちんとしてもらえるのか?」
「安い業者を選べばいいのか?」
といった疑問が出てきます。
私自身、20年以上使ってきた太陽光発電のパワーコンディショナーに不安を感じたことをきっかけに、蓄電池を検討しました。
そして複数の業者から見積もりを取り、最終的に蓄電池を導入しました。
その経験から感じたのは、蓄電池は本体の価格だけで業者を選ばないほうがいいということです。
この記事では、これから蓄電池の見積もりを取る人に向けて、業者を比較するときに確認したいポイントを紹介します。
蓄電池は「どこから買うか」も重要
蓄電池は、単純に商品を購入して終わりというものではありません。
設置工事が必要になりますし、太陽光発電と接続する場合には電気設備との関係も考える必要があります。
さらに、蓄電池は一度設置すれば終わりではなく、長期間使っていく設備です。
そのため、購入時の価格だけではなく、
- 施工
- 保証
- アフターサービス
- 故障したときの対応
- 補助金の手続き
なども考えて業者を選ぶ必要があります。
実際、蓄電池の見積もりを比較するときは、総額だけでなく保証や工事内容なども確認することが重要とされています。
私自身も、蓄電池を導入するときには複数の業者から話を聞きました。
その経験から、業者選びでは「いくらなのか」だけでなく、「何をしてくれるのか」まで確認することが大切だと感じました。
まずは複数の業者から見積もりを取る
業者選びで最初におすすめしたいのが、相見積もりを取ることです。
これは私自身も実際に行いました。
我が家ではタイナビ蓄電池を利用して複数の業者から見積もりを取り、最終的に3社程度の提案を比較しました。
一社だけの見積もりを見ても、「この金額は高いのか安いのか」を判断するのは難しいからです。
複数社から見積もりを取れば、
「こちらの業者はこの容量を提案している」
「こちらは工事費が高い」
「こちらは保証が長い」
など、それぞれの違いが見えてきます。
蓄電池は同じ商品でも、販売価格や工事内容、保証などが業者によって異なるため、相見積もりで比較することが重要です。
見積もりの総額だけで業者を決めない
例えば、A社が150万円、B社が170万円だったとします。
数字だけを見ると、「A社のほうが20万円安いからA社にしよう」と思ってしまうかもしれません。
しかし、それだけでは判断できません。
蓄電池の見積もりには、
- 蓄電池本体
- パワーコンディショナー
- 設置工事
- 電気工事
- 配線工事
- その他の付帯工事
- 諸経費
などが含まれることがあります。
どこまで含まれているのかを確認しないと、本当の意味で比較できません。
実際、蓄電池の見積もりでは、本体価格だけでなく工事費や追加工事費などを含めた総額を確認することが重要とされています。
「一番安い業者=一番お得な業者」とは限らない
ということです。
蓄電池の容量が本当に自宅に合っているか確認する
業者選びと同時に確認したいのが、提案された蓄電池の容量が自分の家庭に合っているかです。
ここは私自身も、最初はよく分かっていませんでした。
蓄電池について調べ始めたころは、
「大容量のほうがたくさん電気を貯められるからいいのでは?」
くらいに考えていました。
しかし、実際にはそう単純ではありません。
太陽光発電の容量や発電量、家庭の電気使用量、蓄電池を何のために使いたいのかによって、適した容量は変わってきます。
例えば、
「我が家ではなぜこの容量なのですか?」
と業者に聞いてみるといいでしょう。
そこで、
・「太陽光の発電量がこれくらいだから」
・「夜間の電気使用量がこれくらいだから」
・「この使い方なら、この容量が適している」
など、具体的な説明があるかどうかを見ることができます。
蓄電池の容量は大きければいいというものではなく、家庭の発電量や電気使用量、用途とのバランスが重要です。
見積書の項目が分かりやすい業者を選ぶ
見積書を受け取ったら、合計金額だけを見るのではなく、内訳が分かるかを確認しましょう。
例えば、
「蓄電池一式 ○○万円」
とだけ書かれているよりも、
- 蓄電池本体
- パワーコンディショナー
- 設置工事
- 電気工事
- その他工事
- 諸経費
など、何にいくらかかっているのか分かるほうが安心です。
見積もりの内容で分からないところがあれば、遠慮せずに聞いてみることです。
そこで質問に対して丁寧に説明してくれるかどうかも、業者を判断する材料になります。
反対に、説明を求めても曖昧だったり、「今契約すれば安くなる」と契約を急がせたりする場合には、一度立ち止まったほうがいいでしょう。
見積もり項目が不透明な場合や、契約を急かす業者には注意が必要とされています。
保証は「期間」だけでなく内容を確認する
蓄電池は高額な設備です。
そのため、保証も重要です。
ここで注意したいのが、
「保証10年」と書いてあるから安心
と単純に考えないこと。
何が保証されるのかを確認する必要があります。
例えば、
- 蓄電池本体の保証
- パワーコンディショナーの保証
- 容量保証
- 工事保証
- 自然災害への補償
などがあります。
業者によって保証内容が異なる可能性があるため、見積もりを比較するときには保証の条件まで確認したいところです。
アフターサービスについても聞いておく
蓄電池は10年以上使うことも想定される設備です。
だからこそ、
「設置した後に何かあったら、誰に連絡すればいいのか?」
という点も確認しておきたいところです。
例えば、
「故障した場合はどこに連絡するのか」
「業者が窓口になるのか」
「メーカーに直接連絡するのか」
などです。
購入するときは営業担当者が丁寧でも、設置後の対応がどうなるのかは別問題です。
施工実績だけでなく、設置後のサポート体制も業者選びの重要なポイントとされています。
補助金について説明してくれるかも確認する
我が家の場合、自治体から15万円の補助金を受けることができました。
これは蓄電池の導入を決めるうえでも大きかったです。
蓄電池は高額なので、補助金を利用できるかどうかによって実質的な負担額が変わります。
そのため、見積もりを取ったときには、
「利用できる補助金はありませんか?」
と確認しておくことをおすすめします。
ただし、補助金は国や自治体、年度によって制度や条件が変わります。
業者から説明を受けたとしても、最終的には自治体などの公式情報も確認したほうが安心です。
施工実績がある業者か確認する
もう一つ確認しておきたいのが施工実績です。
蓄電池は購入した商品を設置すれば終わりというものではありません。
実際に自宅へ設置する工事があります。
そのため、
「これまでどのくらい施工しているのか」
「自分の地域で施工した実績があるのか」
なども確認してみるといいでしょう。
特に太陽光発電がすでに設置されている家庭の場合は、既存設備との接続も関係します。
我が家の場合も、20年以上使っている太陽光発電設備がありました。
そのため、新しい蓄電池を単純に設置するだけではありませんでした。
自宅の既存設備を確認したうえで、どのようなシステムにするのかを考えていきました。
「なぜこの蓄電池なのか」を説明できる業者を選ぶ
私なら、ここをかなり重視します。
例えば業者から、
「この蓄電池がおすすめです」
と言われたとします。
そこで、
「なぜ我が家にはこれがおすすめなんですか?」
と聞いてみる。
その答えが、
「人気の商品だから」
「みなさんこれを選んでいるから」
だけでは、少し物足りません。
一方で、
「太陽光発電が○kWなので」
「日中の発電量がこれくらいなので」
「夜間の使用量を考えると」
など、あなたの家庭の条件を踏まえて説明してくれるなら、判断材料になります。
蓄電池の容量についても、具体的なシミュレーションや家庭の状況を踏まえて提案しているか確認することが重要です。
我が家は複数社から話を聞いて最終的に160万円で導入した
ここまで業者選びのポイントを紹介してきましたが、我が家の場合を少し振り返ってみます。
我が家は2000年に太陽光発電を設置しました。
20年以上経過したことでパワーコンディショナーの寿命が気になり、蓄電池という選択肢を知りました。
最初は、「パワコンだけ交換すればいいのでは?」とも考えました。
しかし、蓄電池について業者から説明を受け、自分でも調べていくうちに、蓄電池を導入することも検討するようになりました。
そこでタイナビ蓄電池を利用して複数社から見積もりを取りました。
最初から160万円だったわけではありません。
我が家の太陽光発電の容量や発電状況、家族構成などを踏まえて話を詰め、最終的に蓄電池の容量などを決定。
その結果、契約額は160万円になりました。
さらに自治体から15万円の補助金を受けたため、実質負担額は145万円です。
この経験からも、蓄電池の価格は「ネットで見た金額」だけでは判断できないと感じています。
自分の家に設置するといくらになるのか。
そこを実際に見積もってもらうことが重要です。
蓄電池の業者選びで迷ったら複数社を比較してみる
「どの業者に頼めばいいのか分からない」という場合、一社だけに相談する必要はありません。
我が家のように、まず複数社から見積もりを取り、そこから比較する方法もあります。
タイナビ蓄電池では、公式サイトから複数の業者に見積もりを依頼できます。
チェック>>タイナビ蓄電池で複数業者から見積もりを取ってみる
もちろん、見積もりを取ったからといって、必ず契約する必要はありません。
むしろ、
「自分の家ならどんな提案がされるのかを知る」
くらいの気持ちで比較してみるのもいいと思います。
まとめ:蓄電池の業者選びは価格だけで決めない
蓄電池は高額な設備だからこそ、業者選びは慎重にしたいところです。
私自身の経験から、特に確認しておきたいのは次のポイントです。
- できれば複数社から見積もりを取る
- 見積もりの総額だけで比較しない
- 蓄電池の容量が自宅に合っているか確認する
- 見積書の内訳が分かりやすいか確認する
- 保証の期間と内容を確認する
- 設置後のアフターサービスを確認する
- 利用できる補助金を確認する
- 施工実績を確認する
- 「なぜこの商品をすすめるのか」を聞いてみる
私の場合、複数の業者から話を聞いたことで、蓄電池について少しずつ理解できるようになりました。
そして最終的には160万円で蓄電池を導入しました。
蓄電池は「一番安い業者を探す」のではなく、価格・商品・工事・保証・アフターサービスをまとめて比較することが大切だと思います。
これから蓄電池を検討するなら、まずは複数社から見積もりを取って、自分の家庭にどんな提案がされるのかを確認してみるのも一つの方法です。

コメント