蓄電池の導入費用は約160万円。
回収年数を単純計算すると30年近い。
数字だけを見れば、決して「お得な投資」とは言い切れません。
それでも最終的に我が家が導入を決めたのには、いくつかの理由がありました。
一番の理由はパワコンの交換時期
最大の決め手は、パワーコンディショナーの存在です。
設置から20年以上。
一般的な寿命と言われる10〜15年はすでに超えていました。
「いつ壊れてもおかしくない」
そう思いながら使い続けるのは、精神的にも落ち着きません。
どうせ交換が必要になるなら、
・ただ同じようにパワコンを替えるのか
・それとも将来を見据えて設備を更新するのか
この選択でした。
結果として、太陽光と蓄電池を一体で制御できるハイブリッド型を選ぶことで、“パワコン更新+将来対策”を同時に進めることにしました。
FIT卒業で「収入が減る」現実
我が家は「固定価格買取制度(FIT制度)」を卒業しました。
売電自体は続いていますが、買取価格は大きく下がりました。
正直に言えば、
「収入が減る」
という感覚はあまり気分のいいものではありません。
これまでは“売ることで得をしている”という実感がありました。
それが薄れたことで、
「これからはどう向き合うべきか」
を考えざるを得なくなったのです。
物価上昇=電気代上昇は避けられない?
当時すでに、物価はじわじわと上昇していました。
電気料金も例外ではありません。
月1万円だった電気代が、将来的に1万5千円、2万円になる可能性は十分にあります。
そのときになって慌てるよりも、今のうちに手を打っておいたほうがいいのではないか。
これは「投資」というよりも、“将来の不安を減らす行動”に近い感覚でした。
損得だけでは決められない
160万円を単純に回収できるかと聞かれれば、正直なところ即答はできません。
しかし、
・パワコンはいずれ交換が必要だった
・FIT卒業で売電メリットは薄れた
・電気代上昇リスクは現実的
これらを総合すると、
「今、設備を更新する意味はある」
と判断しました。
蓄電池単体で儲けるというより、家のエネルギーの仕組みを一度リセットする。
そんな感覚に近かったと思います。
最終的な判断基準は「納得できるか」
最後はシンプルでした。
損をしないかどうかではなく、「自分たちが納得できるかどうか」
数字も確認した。メリットもデメリットも調べた。
そのうえで、
“今やる意味がある”
と思えたから決断しました。
そして実際に蓄電池を導入してから約2年が経ちました。
電気代や売電は実際どう変わったのか。
リアルな数字はこちらでまとめています。


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